Writer by Aiko Imai
(Yoga teacher)
今回の私の旅の目的は2つあります。世界中のヨガスタジオを巡ることと、もう1つは世界中に住む友人たちに会いに行くことでした。
たくさんの友人が世界各地に住んでいます。学生時代の友人、社会人になってからの友人、神戸の友人、東京の友人、世界で出会った友人、いろいろです。
いつかみんなの住む場所を訪れたいとずっと思っていました。もともとは個別で訪れるつもりでしたが、そんなことしてたら私の短い人生はあっという間に終わってしまう!!
そう気づいて全部を一度にまわることにしたのです。
イタリアのミラノに会いに行ったのは、大学生時代の友人です。
彼女とはコロナ中に一度テレビ電話したけれど、実際に会うのはおそらく10年以上ぶり!
久しぶりの再会と初めてのミラノは楽しみでしかなく会える日を心待ちにしていました。
ヨーロッパに入ってからの移動は飛行機には乗らず、すべて陸路での移動にしていました。
時間ならたくさんあるので、電車での旅をめいっぱい楽しむことにしたのです。
ヨーロッパの車窓はどれだけ見ていても飽きることなくて、5時間ほどの旅ならあっという間でした。まさに「世界の車窓から」そのままの旅でした。
さて、そんな私が選んだミラノへの移動手段は、ヨーロッパで初めての長距離バス。
ネットで移動手段を調べてみたら、ダントツの安さであがってきたのがこのバスでした。
フランスのマルセイユからイタリアのミラノまでの9時間で、たしか5,000円しなかったと思います。(実際には10時間かかりました)
この長距離バスにつきましては長くなるので割愛しますが、よかったらインスタの記事を読んでみてください。
そんなバスでの珍道中を経てようやくたどり着いたミラノ。
久しぶりの友人と抱き合って感動の再会をはたすも、会わなかった時間なんてあっという間に埋まりました。再会してすぐに学生時代の感覚に戻れてしまうのが恐ろしいところ。もはや20年以上の時空のゆがみです(笑)
私の友人たちはみな(これは全友人に共通します)、「どこに行きたい?」「何が見たい?」 「やりたことはない?」と必ず聞いてくれます。しかし、私は全くと言っていいほど観光に興味がなくてヨガしたいだけ。なんともやりがいのない客人ですよね(笑)
そんな私の旅はややもすれば、どこにいても同じような日々になりがちです。しかし世界中の友人たちはそんな困った来客を、あれやこれやともてなしてくれて、色々な場所へと連れ出してくれるのです。
ミラノの友人がまず連れて行ってくれたのはトリノ。ミラノから車で片道2時間弱の場所にある街です。私の知るトリノなんてオリンピックが確かあったよね・・レベル。そして私はミラノで十分に満足なので一人なら絶対行かない場所です。
時期は9月下旬。ちょうど秋めいてくるころでした。
トリノは美食の街としても有名らしく、秋のトリノはポルチーニ茸やトリュフが旬とのこと!
はい、最高のタイミングで行くことができました。
ランチからワインと共にいただく贅沢ったらありません。日本でも食べたことはあったけど、比にならない美味しさで感動しました。もうね、今すぐにでもあの瞬間のあの場所に戻ってもう一度食べたいくらいです。
食事って何を食べるかも大事ですが、私は誰と食べるかが一番大事だと思っています。
節約しているのもあるけれど、私一人の時の食事なんてお粗末すぎて恥ずかしいほどです。
バゲットとチーズ、ゆで卵、リンゴ、人参・・・(もはや動物の餌)。
でもその分誰かといるときはめいっぱい食事を楽しむことにしています。
そんなわけで最近の私からしたらとんでもないご馳走でした。
旬の美味しいものを大好きな友人と笑いながら楽しく食べる。
これに勝る幸せは今のところ見つかっていません。
ミラノの友人には2人の娘ちゃんがいます。二人ともお洒落や音楽が大好きなお年頃の女の子。 友人が不在の時には3人で料理してご飯を食べました。親子丼作ってあげたらめちゃくちゃ喜んでくれました。お休みの日には一緒に街にでかけて彼女たちの間ではやっているブランドのお店で買い物したり、ミラノで一番美味しいジェラート屋さんに並んで食べたり、とても楽しい時間をすごしました。
つかの間でしたが、年頃の娘がいたらこんな感じなんだなぁと嬉しい体験ができました。
旅に出てからというもの、私の仕事は完全朝方でとくに1人だと19時までには帰宅するのが常になっていました。もう子供の門限レベルです。
そんな私がついに夜遅くに出かけることになりました。繰り出した先はミュージアムを閉館した後の庭園で行われる音楽イベント。さすがミラノなそれはそれはお洒落な屋外イベントで、ライブありDJありの中遅くまでお酒を飲みながら友人たちと盛り上がりました。
最後は締めのラーメンならぬ締めのサンドイッチをみんなで夜中にほおばるところまで目いっぱい堪能してきました。
私一人だったら、トリノにいかないし、ご馳走は食べないし、子供がいるお母さんを体験する機会もないし、夜遊びだって絶対にしません。
友達はそんな私を初めての場所へ連れて行ってくれて、新しい友人とつなげてくれて、知らない世界をみせてくれます。ヨガばかりに偏りがちな狭い私の世界ですが、そんな私の手をとって、時には背中を押してふわりと広げてくれます。
自分ひとりでも一歩踏み出して世界を広げることはできます。
でも友達が一緒だと、三歩くらい踏み出せちゃう感覚になるから不思議です。
持つべきものは友達。
改めて、私の周りにいてくれる全ての友人に感謝です。
⭐︎ミラノで訪れたヨガスタジオ
Milano yoga space
Milano Yoga Space – Yoga Milano, zona Isola.
なんとなくここへ行ったのですが、偶然にもそのクラスの先生は
一緒にいった友人の友人の奥様でした。つながりますね♡
Aiko Imai
神戸市出身
ヨガインストラクター
ISHTA YOGA RYT500
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