"A Colorful Life with New Experiences"
~Aiko's Journey〜サンフランシスコ編

"A Colorful Life with New Experiences"~Aiko's Journey〜サンフランシスコ編

Writer by Aiko Imai
(Yoga teacher)

今回の世界一周は東周りでアメリカからヨーロッパ方面に向かう予定です。

アメリカ最初の目的地はサンフランシスコ。

アメリカには何度も来ているけれど、サンフランシスコは初めてでした。

ここには知り合いがいないので当たり前ですが、すべて自力で調べて行動するのみ。

サンフランシスコ空港に降り立った瞬間からすべてが初めての体験です。

 

まず空港からホテルに向かうところでいくつかの壁にぶちあたりました。

インターネットの情報では空港からシャトルバスがあるとかいてあるのにどれだけ探してもない。

うろうろしながら調べていると、どうやらコロナの間に廃止されてしまったようでした。

そうなると空港からホテルまでUberが簡単だと案内されたのですが少しでも節約しなければいけません。

最寄り駅までいってからUberに乗ることにしました。

 

そこでまた次の壁が現れます。駅の自販機での電車のチケットの買い方がとにかくわかりづらいのです。

英語のせいもありますが、アメリカ人旅行客ですら困っているほど。

この時はたまたまとても親切な駅員さんがいて対応してくれたので助かりました。

たいていの場合は、ほとんど駅員さんはいませんしノータッチです(笑)

 

ようやく電車にのって最寄り駅にたどり着きました。

そしてついにUberを呼んだものの、待ち合わせ場所がわからない始末。

地図を読めるほうだと自負していましたが、今後は撤回しようと思います(笑)

 

 

こうして通常の2倍くらいの時間をかけてようやくたどり着いたホテル。

ホテルといってもホステルです。

今回は節約もあり、初めてドミトリータイプに宿泊することにしました。

若い頃かたくなに拒んできたドミトリーに、まさかこの年で泊まることになるなんて人生は本当に面白いです。

 

チェックインして、部屋の鍵とベッド番号を与えられました。

私の部屋は4人部屋でスウェーデン人の女の子2人と、オーストラリア人の女の子と同室でした。どんな風に接するのかすらわからず挙動不審な私でしたが、彼女たちは慣れているのでフレンドリーに話しかけてきてくれました。

 

どこから来たの?どこへ行くの?どれくらい旅するの?

浴室はそこにあって、朝食は8時から。

ご飯食べるならそこの店がおすすめよ。

 

人見知りしている暇なんてないです。どの国の子もとってもおしゃべり好きです。

 

彼女たちは数週間から月単位での旅の途中だそうです。

アメリカを縦断していたり、私のように世界周遊していたりと旅を楽しんでいます。

長く旅に出るのが当たり前の感覚が羨ましいかぎり。

かくゆう私もその最中なわけなのですが…。

 

そして荷物を軽くかたづけて、ご近所を軽く散歩しにでかけました。

夕日がきれいに見えるスポットも同部屋の彼女たちが教えてくれたので早速いってみることにしました。

 

 

スマホ片手に初めての街を歩く。

目に入るものすべてが初めましてです。

 

こんなこといつぶりだろう。

 

心身共に緊張して興奮して、きっととても疲れているはずなのになんともいえない達成感とか爽快感で満たされています。

 

人はみな生まれてから目に入るもの、耳に入ってくるもの、口に入れるもの、そんなすべてが初めての出会いです。そこから時間を重ねていくうちに、すべては初めてから慣れ親しんだものへと変わっていきます。

 

初めてって、人生で一回きりです。それはみんなに等しく与えられています。

 

初めてサンフランシスコに降り立った時の空気の匂い。

初めての駅で切符を買ったときの緊張感。

初めてドミトリーに泊まった日の興奮。

 

どんなに些細な初めてのことでも、一度経験してしまったらもう二度と初めてには戻りません。当たり前なんだけど、すごくすごく貴重な体験だってことにきづかされました。

 

歳をとればとるほど、初めてのことが減ってきます。

知っていることがどんどん増えていく。それはどんどん生きやすくもなっていくけれど毎日が色あせてくるのも確かです。

 

知らないことってとってもカラフルです。

目に入るものすべてが鮮やかで目をひきます。

 

それって子供だけに与えられたプレゼントかと思っていました。

でもどうやら違うみたいです。

 

遠い国に行く必要も特別なことをする必要もまったくありません。

 

通ったことない道を通る。

降りたことない駅で降りてみる。

いつもと違うブランドの豆腐を買ってみる。

 

世界中に初めてがまだまだあふれています。

 

私はもう何のためらいもなくサンフランシスコの駅で切符を買えてしまいます。

大きな顔でドミトリーに泊まることもできます。

 

慣れて馴染んでいくこともとても大事です。

 

初めての賞味期限は本当に一瞬です。

どうかその一瞬の体験を楽しむことを忘れずにいてほしい。

 

その体験が少し色あせている自分の中に色を足してくれるように思います。

 

☆余談ですが、初めての経験が多い子供たちは時間がたつのが遅く感じて、

初めてが少ない大人は時間がたつのが早いといいますよね?

今回の旅で初めてが多いせいか、私の時間の感覚はかなりゆっくりです。

まだ1ヶ月半なのにその倍くらいに感じる日々です。

 

yoga flow SF

ここは、サンフランシスコに何店舗もあるので行きやすいかと思います。

 

グレース大聖堂

定期的に行われるヨガはこちらから。

神聖な空間で行うヨガを是非体験してみてください。

 

今井愛子

Aiko Imai

神戸市出身

ヨガインストラクター

ISHTA YOGA RYT500

 

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