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WE'RTHY STORIES Episode2:CHICO SHIGETA Part3

失敗も間違いもないすべてが経験とそれをできた自分に価値がある 25歳で単身フランスに渡り、セラピストとしてはゼロからスタートしたChicoさん。気がつけば数々のセレブリティや著名人から引っ張りだこというカリスマ美容コーチに、さらには世界中で愛されるSHIGETAブランドも展開……。そんな彼女が歩んできた輝ける道のりのなかでは、たくさんの壁や決断にも直面してきたはず。いま改めて振り返って、そんな場面で心がけていたことや、決断するときのヒントついて、もう少し深く聞いてみました。   全身で「YES!」って感じられるかどうか Chico「私は何かを決断するときは、直感というより、『しっくりくるか、腹落ちできているどうか』全身で『Yes!』って言えるかどうか、を大切な基準にしているの。ある時、マレーシア経済界のスーパービジネスウーマンだったお客様に、『何かを決断するときは、日本語で言う丹田に聞いてみるの。そこでYESって言わなかったら、その選択は違う!』って教わって、そんな左脳の優れた方のアドバイスはとても印象的だった。そこまで腹落ちして決断したことってやっぱり嘘がないからやり切れるんだよね。   失敗なんてない失敗したとしても「だから何?」 私たちってどうしても頭で考えすぎてしまって、それも過去に失敗したことばかりを思い起こして、『うまくいかなかったらどうしよう』って不安になりがち。でも、失敗したとしても『So what?(だから何?)』で、いつでも軌道修正すればいいだけ。失敗すること=人生の汚点ではまったくなくて、汚点どころか間違いなくその失敗も次の成功につながるもの。そう考えると何事も失敗なんてない、すべてが学びとなって、自分のデータとなって蓄積されていくものだと思うの」   自分らしさは人生のプラスに 頭で考えるより、自分の芯にある思いを道標に、太陽のように人々を明るく照らしているChicoさん。ご自身ではそんな自分のことをどう感じて、どんな風に人生にいかしているのだろう? Chico「自分の楽天家なところには、自分でもすごく救われていて。これまでの人生も、ここまで楽天的じゃなかったら絶対できなかったなって思えるくらい(笑)。いろんな場面で興味や好奇心だけで飛び込んでいったり、普通なら緊張して謙遜しちゃうような大物の方々に対しても、対等な感覚でどんどん突っ込んで質問していったり。でもそのおかげで長く関わっていける良い信頼関係が築けたりもして、その中でもらった人生の学びや豊かさを考えると、『この楽天家な性格はプラスにしか働いていない、これは絶対的な長所だな!』って思えるの。   得意なこと、好きなことをとことんをやればいい「自分らしさ」が一番の社会貢献になる 自分の気持ちや決断に自信を持って生きたいけれど、それでもやっぱり自分を見失ったり、「いま自分をWorthyって思うのが少し難しいな」って思うときは、きっと誰にでもあるはず。最後に、そんなときに大切にしたいヒントについて、Chicoさんに教えてもらいました。 Chico「辛いことが多いときでも、どんな些細なことでも、『良かったな、嬉しいな』って感じられる事って必ずあると思うの。感謝の気持ちって、それだけですごく心がほぐれてくるじゃない?それを経験できたことに感謝したり、そしてそれを経験できたのは今の自分だからこそなんだと気づいて認めてあげる事を少しずつ習慣にするといいと思う。その機会をもらえたこと自体に『ありがとうございます』って思って、さらには『その経験ができたこと自体、すごく価値あることだな』『私ってすごいじゃん!』って自然と思えてくると思うの。そんな風に、嬉しい出来事に思いを馳せて、素敵な経験を積み上げていく時間を持つといいのかなって。 もう一つは、得意なことを突き詰めてやっていくのもいいと思う。私もたくさんの人に助けてもらってLUCKをもらって、それをお返ししたいなって思うんだけど、一人ひとりにお返しすることはできないじゃない?でも、たとえば和香ちゃんが『Chicoさんはすごく明るくて太陽みたい!』って言ってくれたり、いろんな人から『Chicoさんは人を明るく楽しくさせる、そのままでいることが一番いいんだよ』って言ってもらえて、『あ、それならできる!』って思う(笑)。物でお返しするとか、何かをしてあげるとかじゃなくても、『活動する中で、そうやってみんなにお返ししていけばいいんだ、それならいくらでもできます!』ってすごく気持ちが前向きに、楽になれたのね。 それは私だけでなく誰でも同じ。得意なことや自分らしさをそのまま発揮することが一番周りの人のためにもなる事だと思う。時には自分のことを責めちゃったり、自分に価値がないと感じてしまう日も、きっとあるよね。でも、そんなときは一度立ち止まって『あ、私って、そのままでいいんだよね』って思い出すこと。1日の終わりに『あ~、今日はこんな素敵な経験ができたな、感謝だな、その経験ができた私ってすごく価値があるな』って思いながら眠ると自己愛を高めることにも繋がる。それだけでも充分だし、ありのままの自分でいいと立ち還ることを毎晩の習慣にしてもいい。 みんなが誰かの評価ではなくて、どんな自分も丁寧に認めて愛して、「自分らしさ」を大切に、自分の長所や得意なところをどんどん伸ばしていければいい。今回、大切に心に留めておきたい人生のヒントを沢山くれたChicoさん。こうしてハードスケジュールの中、沢山の素敵なお話をシェアしてくださったことにも感謝が溢れて、「ただ、ありのままでいいよ」って、陽だまりみたいに温かい気持ちをもらえたこと、それを受け取れる私も、そしてこれを見てくれる皆さん一人ひとりも、Worthy!   CHICO SHIGETA SHIGETA PARIS主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。 美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスと日本でビューティーメソッドを探求。 その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。 ソフィア・コッポラやイザベル・アジャーニといったセレブリティやアーティストのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社「ロレアル」や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。 『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社)など著書も多数。 オーガニックの素晴らしさやホリスティックなライフスタイルが心身を健康へと導く近道、そのエッセンスを紹介するWebマガジン『Spring Step』 (https://springstep.jp/)の編集長も務める。 SHIGETA PARIS 公式HPhttps://shigetaparis.jp/

WE'RTHY STORIES Episode2:CHICO SHIGETA Part2

自己肯定感にアップダウンがあってもOK。ただ自分が「在る」ことの価値に立ち還ればいい   こんにちは! 野沢和香です。 そのひと本来の美しさを引き出す天性のセラピストであり、セルフケアやSelf Loveのエッセンスを日本で先駆者的に発信し続けている、SHIGETA CHICOさん。前回のインタビューでは、太陽みたいな明るさを携えて世界的に活躍するCHICOさんが、もともとは自己肯定感が低いところから始まったことにも驚きを隠せなかったけれど、そこからさまざまなステップを踏むなかで、どんなマインドセットに後押しされ、どんな実践を積み重ねてきたのだろう? Part2では、そんなCHICOさんの自分自身との向き合い方、これまでの道のりと今についてを伺いました。   「振り返る時間」がくれるもの CHICO「私も自己肯定感が低いところからいろんなフェーズを進んできたんだけど、今でも常に自分のことが大好きかって聞かれるとアップダウンがあって、でも『それでいい』と思っているの。自己肯定感が低いときも、まずはそんな自分に気づいてあげて、『I'm Worthy!』っていう意識に立ち還ることができればいいと思うから。私の場合、とくにブランドを立ち上げた後は忙しすぎて自分を振り返る余裕もなかったんだけど、あるとき年に1回、12月31日に1年を振り返る時間を持つことにしたの。1年分のアジェンダを振り返って、どんなビジネスや取り組みができたのか、一年を見つめ直してみたら、想像以上に『私すごいじゃない!こんなこともできた!』が沢山あった。もちろん、そういう機会をもらえたのは誰かのおかげだったとしても、今の自分だからこそそのチャンスをもらえた訳で『この経験自体がすごく価値がある、豊かさをもらっているな』と喜びや感謝を持てたとしたら、やはりそんな自分にも価値があると思えた。私たちって、つい前ばかり見てしまうけれど、振り返る時間もすごく大切。一瞬でも、今までの自分に在るもの・豊かさに視点を向けることができたならば、自己肯定感の低さや不足感から脱出できると思うから。」   自分へのダメ出しにストップ! 「その声は誰の声?」 CHICO「でもね、自分が成し遂げたdoingはたくさん認められても、being、つまり『Who am I? 私は誰?』っていう問いには、長い間ずっと答えられなかったの。そこで、自分の生い立ちや今の自分を書き出してみたの。『私は美容室で生まれ育って、5歳からマッサージを始めた人。30代までは馬車馬のように働いて、余暇はなくてもいいと思っていた人……』って、それが良い・悪いではなく、凄い・凄くないとかでもなく、そのまんまの私を客観的に見つめて『私という人間』が浮き彫りになった時、『ああ、私ってこういう人間か、それでいいんだ!』って、BEINGの価値を感じられたような気がする。 それでも時々、『まだ足りない……』って自分へのダメ出しやジャッジにはまって、そうなると負のスパイラルから抜け出せなくなっちゃう(苦笑)。でもそんなときこそ一度立ち止まって、その“不足感”や“ダメダメ思考”にストップをかけて、『なんでそう思っているんだろう?』ってその都度振り返るようにしたの。そこで気づいたのは、『ありのままの自分じゃダメ』っていうジャッジメントのほとんどは、自分の目じゃないってこと! 『誰かがそういう目で私を見ているかもしれない、こうしたらこう思われるんじゃないか』って人の目を気にする気持ち。例えば『母親だったらこう思うんじゃないか』とか、誰かの目を通した妄想でしかないことも多くて。そう気づいてからは、自分へのダメ出しが始まったら、『これは誰の声? それって誰が言ったの?』って自分に問いかけて、『あ、私じゃないな』って気づけるだけでもそのダメ出しやジャッジは消えて『being』の価値に意識を向けやすくなるなって感じるの」   モヤモヤしたらすぐに分析。 仕事も心も「棚卸し」でクリアになる がむしゃらに成果や成功を追い求めたり、「まだ足りない」と不足感から何かを求め続けたりってどこまで行っても終わりがなくて、doingばかりを追いかけ続けるのは苦しいばかり。それよりも大切なこと、誰もがただ、ここに在るだけで価値がある……そんなSelf Worthのエッセンスが自己肯定感を高めてくれたというCHICOさん。さらに40代になったときに経験した、もう一つの大きなブレイクスルーも忘れられないステップだったそう。 CHICO「私はずっと脇目も振らずがむしゃらに働いて、30代もあっという間に終わっちゃって、40歳になる誕生日に初めて、自分が背負ってきたリュックサックの重さに、はたと気がついたのね(笑)。ブランドを立ち上げてから何でも一人でこなしてきたんだけど、もう一人で抱え切れない、手放さないと回らない状況に追い込まれて苦しくなっちゃって。手放すのは怖かったけど、その時にも立ち止まって、『私は何をするのが一番好き? 私が最も得意なことは何?私にしかできない事は?』と自分の役割についてとことん考えて、誰かに頼んだほうがうまくいくことは役割分担しよう、って少しずつ手放すことを始めたら、すっごく楽になれたのね。 何かに行き詰まったとき、私はそうして現状をロジカルに分析して、自分の人生を『棚卸しする』ようにしているんだけど、それは心の面でも同じ。何かに対してモヤッとしたらすぐ、『今なんでモヤモヤしたんだろう?』って分析を始めるの。そこで掘り下げていくと、『あ、私はあの人にこう思われたいと思っていたのか』『自分はこういうことを期待していたのか』『誰かの期待に答える事は今自分がやらなくて良いことかもしれない』などと、たくさんの発見や気づきにも出会える。感情を挟まず冷静にモヤモヤを分析すると、『自分がやるべきことはコレ、逆にやらなくていいことはコレ』などと明確な答えに辿り着けて、そこには感情は伴わない。シンプルにやるべき事をやるだけ!そうするとモヤモヤは消えていくの。だからこそ、心がモヤッとしたらすぐ深掘りしてクリアにしていくことが、私はいつしか習慣になっているの」   自問自答を重ねて「ほんとうの自分」に還っていく。 そのプロセスこそが宝物 心の曇りを感じ取ったらすぐにクリアリング…そんな日常の習慣も、CHICOさんらしい晴れやかな明るさの秘密なのかも。しかし多くの場合、心のモヤモヤや違和感、不安や恐怖、ネガティブな気持ちを感じるとつい、「分かっていても、見るのが怖い」「できれば避けて通りたい」とスルーしたくなるものだ。たとえば「仕事を変えたい、でも辞めるのが怖くて一歩が踏み出せない」なんてことも、きっと多いはず…。そんなときはどうしたらいいか、CHICOさん流のヒントを伺ってみました。 CHICO「恐怖って正体がわらないから恐怖に感じるだけで、じっくり向き合って自分の想いや方向性がハッキリしたら、怖いと感じていたものも実は全然怖くないことに気付けるはず。そのモヤモヤを見るのが怖いときは、まず『なぜ見たくないのか』をさらに掘り下げるといい。見たくないって感じることにも必ず理由があるから、その理由を探求すると、『こんなはずじゃなかった、だから現実を見たくない』など色んな理由が見えてくると思うの。そこからさらに質問して、『じゃあ、何がどうだったら良かったの?』って逆の質問をしてみる。例えば『仕事を辞めたい』と思う人なら、今の仕事や環境に違和感や不満、やりきった感覚…などいろんな理由があるはず。その理由や本音をいったん並べてみて、『私の人生にとって何が大切?』を考えて、その時の自分にとって何にプライオリティーを置くかを選択すると、次の新しい道が始まっていく。その時は先が見えてないから迷うかもしれないけれど、一生懸命出した答えや選択に間違いなんてない!決断したら、絶対に本当の自分が望む方向に向かって進み始めるから安心していい」 自分の心に湧き上がる感情一つひとつにも真摯に向き合って、余計な重荷を見つけたら手放しながら、純粋に自分が望む人生を歩んでいく……。その丁寧な人生のプロセスは必ず唯一無二の「宝物」となって、いつか自分を力強く助けてくれる。どんな選択にも、どんなプロセスにも間違いはないって教えてくれたCHICOさんの言葉には、たくさんの知恵と勇気をもらえる!   CHICO SHIGETA SHIGETA...

WE'RTHY STORIES Episode2:CHICO SHIGETA Part1

「自分を抱きしめてあげること」がもたらしてくれるものとは こんにちは! 野沢和香です。WE'RTHYを通して伝えたいメッセージ、それは「1人1人が“WORTHY“そのもの」であるということ。では、WE'RTHY STORIESでは自分自身を愛し、充実した人生を楽しんでいる方々のライフストーリーを伺い、より自分を大切にするヒントを学んでいこうというコーナーです。第2回目はパリや日本を中心に、世界中で愛されるオーガニックビューティーブランド「SHIGETA PARIS」を主宰する、CHICO SHIGETAさんです!   活動拠点のパリで「もっとも予約の取れないセラピスト」として知られ、その経験や審美眼を製品開発にも宿しながら、オーガニックやビューディーメソッドを幅広く啓蒙しているCHICOさん。2018年からはWebマガジン『Spring Step』編集長としても、ウェルネスの情報を発信されています。何を隠そうずいぶん前からSHIGETAの大ファンだった私。「オイル1本で、こんなにも自分自身を大切にできる、なんて贅沢な時間をくれるプロダクトなんだろう」と、いつか作った方にお会いしてみたいと思っていたら、昨年引き合わせてもらって感動!インタビューでもCHICOさんらしい愛あふれるストーリーをたくさんシェアしてくださいました。 動画はpart3まで、毎週1本づつ更新していきますのでお楽しみに!今回のSTORIESも、皆さんの内に秘めた“WORTHY“に気づく何かのヒントとなりますように。   はじまりは自己肯定感の低さから フランス・パリを拠点に世界各地へと飛び回るスーパーウーマン、それでも忙しさや疲れは微塵も感じさせない、「太陽のような女性」という言葉がぴったりなCHICOさん。 そんな彼女は、私もWE'RTHYを通して伝えたいことの一つ、Self Loveやセルフケアやといった概念が、日本でまだほとんど浸透していなかった頃からずっと、その大切さやヒントを伝えている先駆的存在でもあります。   CHICO「でもね、実をいうと私自身はものすごく自己肯定感が低いタイプだったの(笑)。以前は頑張っても頑張っても『いや、まだまだ足りない、まだまだいける……』っていつも自分を追い込んでばかりいて。でもセラピストとしての経験を深めていくうちにセルフケアの大切さを認識するようになって、自分で自分をねぎらってあげる時間を持つようになったら、あるときにふと、『自分で自分を抱きしめてあげるってこんなに癒されて、ホッとできるんだ、自信にも繋がるんだ』っていう感覚に行き着いて。マッサージをすると『ここが引き締まる』『お肌が美しく艶やかになる』といった効果ももちろんあるけれど、その先に待っているのは自分を大切に思いやって自分に愛を贈ること。さらには一番自分らしい状態に戻れたり、表現力も豊かに、自信にも繋がったり、そうして自分の人生を豊かに充実させていけるんだって。昔の私のように、自分自身に厳しい人ってきっと多いはずだから、皆さんにもセルフケアの大切さを伝えて、自分を愛するからこそ得られる豊かな人生を歩んでもらいたいなって思ったの。」   「体は完璧な一つの宇宙」だから、信頼して委ねるだけでいい いつお会いしても一瞬で元気をもらえて、その場をパッと明るく照らしてくれるCHICOさんだから、きっともともと自信に満ちたパワフルな精神で、だからこそ世界的な活躍をされているのだろうと思っていたけれど、実は自己肯定感が低いところから始まっていたなんて…驚きと共に勇気をもらった。 そのプロセスを認め輝いて歩む中でいっそう、多くの人に自分らしさを認め輝いてほしいと願うようになり、そして何より「人を癒すことに喜びを感じる」というCHICOさん。 それは私がヨガを教えているときに感じる気持ちと同じものだったから深く共感しながら、天性のセラピストとして一人一人に向き合うCHICOさんの想いに、改めても心を動かされました。 CHICO「私は5歳の手習いでマッサージを始めたんです。美容室をしていた母の影響で小さい頃から家族にマッサージをして喜んでもらえるのがすごく嬉しくて、それが私の原点だったの。だからいろいろなお仕事をしている今でも一番好きなのは、やっぱり『体を触ること』。相手の体に触れながら、その人がどうしたら良くなるかだけを考えている時間はすごく瞑想的で、施術中はその人の体が好きで好きでたまらなくて愛情が込み上げてくるくらい。私にとってもその時間が無心になれる心地よいひととき。でも昔はね、 『この人をなんとか良くしてあげたい』っていう思いが強いほど、施術をしたあと自分が疲弊してしまうことも多かったの。けれども経験を積めば積むほど、体ってそれ自体が『一つの宇宙』 として完結していて、疲れやトラブルが現れるのは、ただどこかがちょっとひずんでいるだけなんだって感じれるようになって。その歪みを調整するために私もちょっとお手伝いはするけれど、一番大事なのはその人の体が本来持っている力に『委ねる』ことなんだって気づいたの。それからは『私が良くしてあげよう』ではなく、『相手の体を信頼して委ねる』というスタンスに変えたら、施術中も相手の体の状態がもっとよく分かるようになって、施術後は私まで爽快感を感じて元気になっていい事づくめ。そんな経験から、体に対して最大のリスペクトを持って接するようになったの」   どんなときでも自分の内側にある“Peace of Mind”に繋がれるように CHICOさんが一人一人に向き合うときの、深い愛情と絶対的な信頼感……私がSHIGETAのプロダクトに感じた癒しの魔法は、そんな彼女の想いやスピリットに秘密があったんだと、改めてハッとした。 自然療法から学んだ植物の力の偉大さ、それを見事に調合する彼女のスキルはもちろんだけれど、たとえばおうちでマッサージをしているときも、SHIGETAのオイルが「生きている」ような不思議なぬくもりにも包まれる、あの至福は一体なんだろうって思っていた答えも、CHICOさんがさらりと語ってくれました。   CHICO「そんな風に感じてくれてすごく嬉しい!クライアントさんが私が施術する時だけでなく、ご自身でもケアして心地良い状態を積み重ねいける方法があったらいいなと、セルフケアのメソッドを考えてブレンドオイルも最初は手作りをお裾分けしていたの。それがだんだんと広がって、ブランドを立ち上げるまでに至ったんだけど、商品になってもそこに込めた想いは変わらなくて。例えばボトル1つ1つに『頼むよ』って、まるで私の分身の小人たちを沢山送り出すような気分(笑)使っている植物の力はみんな本当に素晴らしいポテンシャルを持っているから、どこかの誰かのおうちに届いたら、『あなたの力を最大限に発揮してね!』っていう気持ちで贈り出しているの」 そんなCHICOさんのスピリットが込められたオイルだからこそ、使うとこんなにも深い安らぎに包まれるのだと納得。 ふわっとひと呼吸するだけで呼吸が美味しく感じられて、今ここに、この体とともに生きている幸せをより深く味わえて、気がつけば自然とPeace...

WE'RTHY STORIES Episode1:Arisa Part3

大きな決断をするヒント 医師を辞め、海外へ渡り、国際結婚。マッサージセラピストやヨガの資格をとり、ビジネスをオンラインで始め、今では家族とメキシコへ移住。とにかくArisaさんの人生は大きな決断の連続のように見える。そんなドラマティックな人生を軽やかに生きる彼女に「決断」のヒントを聞いてみた。 一年後も同じ悩みを抱えているのは嫌だ! ARISA「最初から決断が上手だった訳じゃなくて、やりたい事があるけど迷う時は、一年後の自分を思ってみるようにしています。一年後も今と同じ悩みを抱えてまた同じところに居るのは嫌だ!という自分の声を聞く事が、決断の背中を押すことになる。同じ場所にいてもいいけど、もし嫌なら…今やろう!って決意するようにしています。怖いけど、今できるんだったらやってみようって。」 脳に考える隙を与えない 「頭に考える時間を与えないって事も大切。脳は私たちを守るのが仕事なんです。慣れない事が嫌いだし、ましてや怖いことなんてストップさせるに決まっています。だから脳に考える時間を与えず、すぐやってみることも大事。酔っ払ってる時にやってしまうくらいのね。(笑)」 と笑顔で語ってくれるARISAさん。一年後というスパンがとてもリアルですぐに取り入れやすそうな考え方だ。脳の機能を理解しておくというのも元医師らしいアドバイス。 何かが動かないかぎり何も起こらない 「これはアインシュタインの言葉ですが、とても的を得ていると思いました。頭でずっとグルグル考えていても何も変わらない。行動がないと結局は何も動かないんです。作戦は動いてみてから考えればいい(笑)。最初カナダに海外移住を決断する時も、遠距離恋愛してた彼(現在の夫)はいましたが、男女のことなんか先はわからないし、プランも何もなかったけど、もっと英語を話したい、もっと海外で暮らしたい!という心の声の方が大きかった。もし彼とうまくいかなくても行きたい!そう思った。メキシコ移住も、実は最初は移住するではなく、冬のバケーションのつもりでした。readyだったかというと全然そうじゃなくて、当時は不確かな状況でしたが、人生を思い切り生きた仲の良い友人の死が背中を押してくれたんです。全てがreadyじゃなかったけど、行ってみて最悪ダメだったら帰ってくればいい。きっとその場で必ず方法はある!何より行ってみないとわからないですから。そして行ってみたら、とても居心地がよくて今は3年近く経っています。」 怖い時って人からどう思われるか考えてない? 「TRY出来ない時って、よく考えると人からどう思われるかが怖いからじゃないですか?これをやって失敗したら、人に笑われたり批判されるのが怖いからだったりします。でも、実はそれって冷静にみると自分の人生にとってはどうでもいい事。その人達も自分の生活に精一杯で数週間後には忘れてるから。(笑)それよりもやりたい気持ちが大きいなら絶対やってみた方がいい。怖いと思ったら何で怖いのか考えてみたらいいと思います。もし『人からどう思われるのか』が出てきたら、それはきっと大切じゃない。」 全ては自分がもっとベストに行くために起きてる 「自分の好きなところは復活が早いところ。寝たら治る。もうダメ終わりだ〜って思ったりする時もあるけど、そう簡単には終わらないですよね(笑)自分のレジリエンスは海外に行って打たれながら培ったものかもしれません。海外の人はズバっと言ってくるから、自分は得意だと思っていたマッサージに『アナタのマッサージ全然気持ちよくない』て言われて(笑)落ち込んだこともありました。でもそういう出来事には何か必ずレッスンがあって、よく考えてみると相手が気持ち良さそうじゃないのにマッサージを続けてたり、コミュニケーションが足りなかったなと気づくキッカケになった。学びに変えていく力は、海外生活で身についた。。嫌な出来事もこれは全部、『自分がもっとベストに行く為に起きてる』って思ったら全てのことには学びがあると思うんです。」 自分をWE'RTHYと思えるためのヒント 「何よりも最初はそれを知ること。WORTHYって思えなくても、そうなんだよって自分に言い聞かせる事だと思う。思えないのは意見であって事実ではない。事実は貴方はそのままで、安心でWorthyだってことは知っておかなきゃいけない。朝起きぬけと寝る前は脳波がリラックスした状態だから無意識下(潜在意識)に届きやすい。そういう時に自分の価値を確認するようなアファメーションを読むのはとてもいいんです。私も自分にその時必要な言葉を読むようにしています。」 もっと自分の身体を信頼していい 「寝る前はとても重要。寝てる時は脳が一番活躍してくれる時間、いろんな情報をフィルターしていらないものを排除してくれるから。。身体はどんなコンピューターより優れているんです。ヨガしたり瞑想をしたりして身体をメンテナンスして、身体のベストポテンシャルを発揮できる状態にしておくのは大切。皆もっと身体を信じていいよって伝えたいですね。」 と大きな決断には付き物の『恐れ』を乗り越える沢山のヒントを語ってくれたARISAさん。どの言葉も、人生の様々な決断に自分の心とまっすぐ向き合ってきた彼女だからこそのもの。リアルで真似しやすい実践的な考え方、そして何より彼女の想いやり溢れる人柄が人の心を軽くする。対談は終始笑いの溢れる幸せな時間だった。軽やかさを忘れない姿勢と、惜しみない愛で沢山の人のwellnessに役立つTipsを発信し続けてくれる彼女の存在そのものがWorthy!! Arisa ヨガ&瞑想インストラクター 医師、マッサージセラピストとしての経験を通して、体とマインドへの深い興味と理解を持ちながら、YouTubeチャンネル「Wellness To Go by Arisa」を通して、ヨガや瞑想が人々のより身近なものになり、多くの人が幸せに自分らしく生きていく手段をシェアしている。初著書となる「バンクーバー式ウェルネスヨガ」では、自分の心と体に意識を向ける習慣づくりをさらに多くの人に伝えている。 目標は「Wellness To Goでヨガや瞑想に興味を持ちました。今自分の人生が大好きです!」という人を世界中に増やすこと。 現在は愛する夫と犬3匹とメキシコで暮らしている。   瞑想コースマスターマインド │ アプリWTG

PARK YOGA & MEDITATION in 新宿御苑Kammui × WE'RTHY

新宿御苑の美しい自然の中で朝ヨガ&瞑想イベントを開催します! 秋の風が心地良い季節ですね。広い空の下、美しい芝生の上で、気持ちの良い風を頬に感じながらヨガと瞑想で体と心を整えませんか? この公園は手入れの行き届いた美しい芝生で本当に心地が良い! 都会の真ん中とは思えないほど自然を感じられる環境で、木々の間から東京の美しさも感じられて、個人的にも大好きな場所。 そんな場所での朝時間はきっとWE'RTHYな体験になること間違いなしです♪ タッグを組むのは、自然をこよなく愛するspecialなネイチャーガイドと、、自然と遊びたい人を繋ぐ新しいプラットフォームサービスKammui(https://kammui.com/) 先日体験ツアーにお邪魔してきましたが、思い切り自然を味わい遊べるとっても素敵なサービスでした。 都会にいても実はいつでも自然は感じられる! 心に栄養を与える時間を過ごしましょう! 予約はKammuiのサイトから受け付けています。 ありがたいことに大好評で、すぐに満員になっていたのですが、リクエストをいただき少しだけ定員を増やせることになりました。 本日から予約を再受付させていただいていますので、ぜひこの機会にPark Yoga&Meditationを体験をしにきてください。 (https://kammui.com/ja/l/park-yogameditation-with-waka-nozawa-kammui-x-werthy/63364890-3294-4c88-9b78-d270ced75a36)   Date 日時:2022年10月16日(日) ヨガ開始:8:00AM〜 (7:50までに会場に集合いただけますようお願いいたします) ※雨天の場合は中止のご連絡を前日21時までにEメールでご案内させていただきます。 Price ¥2500 (別途入園料 500円 がかかります) Requirements ヨガ初心者から上級者まで、オールレベル Equipment ・水、飲み物 ・汗を拭くためのタオル ・ヨガマット Facilities 新宿御苑 スターバックス前 Access...